せっかく新しい家を買ったのに些細なことからご近所さんとのトラブルが発展し、家族の安心が侵されてしまうケースもあります。
隣人トラブル問題が起こってしまった時の最終手段は民事裁判を起こすことですが、一般的にはどんなトラブルが起こっているのでしょうか?
そこで今回は、様々な隣人トラブルと裁判についてお伝えしていきます。
多い隣人トラブル
隣人トラブルの中で最も多いのは騒音トラブルと言われていますが、そのほかにもペット問題やゴミの出し方、臭い…諸々様々な問題が起こっています。
トラブルの種類は以下のようなものがあげられます。
騒音―31%
ペットの排泄物や鳴き声―15%
違法駐車―13%
ゴミの不法投棄―10%
境界線の問題―9%
理由が分からないが難癖をつける人がいる―8%
タバコの煙・ポイ捨て―7%
引用元:日本法規情報 法律問題意識調査レポート「近隣トラブル意識調査」
そして、上記以外にも驚いたことに4割の人が何らかの近隣トラブルを経験しているという報告もあります。
身近に起こりうる隣人や近隣とのトラブルですが、裁判に発展してしまう前に手を打つ方法はないのでしょうか?
自分が被害にあってしまい、裁判を起こす場合はどのような手段を踏めばいいのでしょうか?
隣人トラブル〜裁判を起こす前に
もしもなんらかの近隣トラブルに巻き込まれてしまった場合はどのような手順で対処すれば良いのでしょうか?
裁判となると時間も費用もかかります。
訴えて裁判を起こす前に相談できる機関があるので利用しましょう。
もし、賃貸物件で起こっている問題であればまずは管理会社や不動産会社、または大家へ連絡します。自分で直接相手に直談判するのは、その後に大きなトラブルに発展する危険性があるのでおすすめしません。
賃貸でなく戸建の場合は最初は自治会へ相談するのがよいでしょう。特に、自分だけでなくご近所全体への影響があるような問題ならすぐに対応してもらえます。
また、役所の相談窓口に行く方法もあります。役所では地域の問題として取り扱ってくれるので、時間はかかるかもしれませんが対応策を考えてもらえます。
もし、身に危険を感じるような問題であれば警察に相談しておくことも大切です。警察で「事件」として取り扱いができる内容であればすぐに動いてくれます。
できる限りの手段を尽くしても問題解決に至らない場合、最終的には法律家に相談することになります。とはいえ、どのような手順で訴えればよいのでしょう?
近隣トラブル〜裁判を起こす手順
近隣トラブルから裁判に発展するというのはかなり深刻な状況です。まずは弁護士を探すところから始めることになりますが”近隣トラブル問題に強い”弁護士を探すところからスタートです。
弁護士と一言でいっても得意分野が分かれますので、まずは弁護士会や自治体、もしくは同様の問題で弁護士を頼んだ経験のある人が身近にいるようでしたら、そこから紹介してもらうのがよいでしょう。
無料の弁護士相談窓口を設けているところもありますが多くの場合、1時間10,000円などの費用が発生します。
ご近隣トラブルが起こった場合は”民事裁判”で相手を訴える事になります。
刑法に触れない多くの事件や、トラブルを扱うのが民事裁判にあたり、相手の不法行為を証明し、損害の賠償責任を負わせるというものです。
嫌がらせ行為を受けている場合は”刑事裁判”により犯人を裁く手段もありますが、近隣トラブルの場合はほとんどが軽犯罪として扱われ罰金刑のみで終わってしまうため、嫌がらせ行為を完全に辞めさせる効果が高いとはいえません。
嫌がらせ行為を確実にやめさせ、なおかつ損害賠償や慰謝料などの請求ができるのは”民事裁判”が効果的といわれます。
まとめ
以上が、多い隣人トラブル問題と民事裁判についてでした。
結果、裁判を起こすとなると、かなりの時間を奪われ精神的にもダメージがあります。
さらに、裁判を起こすとなると最初に持ち出す費用も大きいです。
しかし、平和な生活を送るためには仕方がない事もあるかもしれません。できる限り裁判に発展しない方法で問題解決をしたいものですね。
そのためにも、上記で述べた裁判に発展してしまう前に手を打つことです。
いきなり直接相手の元へ行ったり、裁判を起こさず、まずは無料で相談できる機関にお話ししてみましょう。
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