アパートへ引っ越しするとき、いつから物件探しに向けて動き出すべきなのでしょうか?
実は、アパートを探すタイミングを間違えると、物件が見つかりにくいだけでなく、家賃が高くなってしまうこともあります。
この記事では、アパート探しにおすすめの時期と、物件探しを始めるべきタイミングについて解説します。これから引っ越しを予定している人は、ぜひ参考にしてください。
アパート探しにおすすめの時期は「7~8月」と「11~12月」
アパートを探すベストなタイミングは、ズバリ「7~8月」と「11~12月」です。
不動産会社の繁忙期は、人事異動がある「9~10月」と年明けの「1~4月」。この時期の前からアパートを探し始めれば、物件数も多く、家賃交渉も比較的、通りやすくなります。新年度に向けて引っ越しを考えている方も、余裕を持って部屋を探し始めるといいでしょう。
ただし、アパートを探す時期と実際に引っ越す時期が大きくずれ込む場合は、必ずその旨を不動産会社に伝えてください。物件によっては、長期間おさえておけない部屋もあります。
受験などにより、「合格が決まってから本契約を決めたい」など引っ越すこと自体が確定していないときも、必ず担当者に事情を話しておきましょう。
繁忙期にアパート探しする3つのデメリット
アパート探しに向いていない時期は、繁忙期の中でもとくに賃貸契約が集中する2~3月。1月頃ならまだしも、2~3月にアパートを探し始めるのはあまりおすすめできません。その理由は、以下のような3つのデメリットが生じるからです。
- 希望する物件が少なくなる
- 引っ越し業者が見つからない
- 交渉ができない
それでは、この3つのデメリットについて、詳しく説明します。
希望する物件が少なくなる
繁忙期には申込みが殺到するため、ゆっくり物件を吟味している間に、いい物件からどんどん契約が決まってしまいます。昨日まで空きがあったアパートも、次の日には契約が決まってしまうというケースも繁忙期にはよくあることです。
そうなってくると起こりがちなのが、妥協。家賃や間取り、立地などに満足していなくても、
「急がないと物件がなくなっちゃう!」という心理から、契約を焦ってしまうのです。
繁忙期になると、不動産会社のスタッフも対応に追われます。その結果、内覧の予約がとりにくくなったり、急かされたりすることも。繁忙期のアパート探しは、ゆっくり物件を吟味できないのであまりおすすめできません。
もし繁忙期の入居が避けられない場合には、余裕を持って不動産会社に相談するようにしましょう。
引っ越し業者が見つからない
2~4月は、引っ越し業者も繁忙期に入ります。この時期は、運賃が割高になるだけでなく、トラックに空きがありません。せっかく部屋を決めても、引っ越し業者が見つからない、または引っ越し費用が著しく割高になる可能性があるのです。
引っ越し料金は、時価です。繁忙期を避けて、引っ越し業者の空き状況に合わせることができれば、通常よりも安い運賃で依頼を引受けてくれます。
どうしても繁忙期にしか引っ越しできない場合には、引っ越し業者を早めに決めておきましょう。賃貸契約が済んでおらず、エリアのみしか決定していない場合にも、引っ越し予約が取れる業者もあります。
交渉ができない
繁忙期には、家賃の値下げや設備交換などの交渉ができません。閑散期(かんさんき)や空室が多い物件の大家さんは、入居を決めてもらうために入居者の交渉に応じることも多いものです。
「もう少し家賃を下げて欲しい」
「礼金なしになりませんか?」
「少し先の入居でもいいですか?」
このような交渉は、繁忙期にはほぼ通らないと思っておいた方がいいでしょう。
また、繁忙期は、相場よりも高く賃料を設定する物件も出てきます。基本的には、契約時の家賃を毎月支払い続けることになるので、繁忙期はとくに賃料相場の確認を怠らないようにしましょう。
アパート探しの「時期」で失敗しないための3つコツ
アパート探しの「時期」で失敗しないためのコツは、次の3つです。
1.入居の1ヶ月半前には物件探しを開始する
2.「仮押さえ」する
3.ネットに掲載されていない物件も探す
1ヶ月半前には物件探しを開始する
アパートを契約するまでに最低限必要な時間は、「1ヶ月半」ほど。これは物件探しだけでなく、引っ越しまでに必要な時間です。繁忙期ならばさらに余裕をもって、「2か月前」には動き出しておきたいところです。
ここで、物件探しから引っ越しまでの手続きを確認しておきましょう。
1.不動産会社探し・物件探し
2.内覧 3.申込み 4.入居審査 5.契約 6.ハウスクリーニング(場合による) 7.引っ越し業者探し 8.引っ越し |
上記の手続きの中で時間がかかるのが、・物件探し・入居審査・引っ越し業者探しです。
引っ越し希望時期が迫っている場合には、物件探しと同時に入居審査に必要な書類を用意しておき、引っ越し業者も押さえておくといいでしょう。
入居審査については、「賃貸契約で入居審査にかかる期間と連絡がないときに考えられる4つのこと」の記事もご覧ください。
「仮押さえ」する
「仮押さえ」とは、物件を予約することです。引っ越し日が確定していないときや、他に候補があるときに、他の人に物件を取られてしまわないよう押さえておくことができるのです。
ただし、不動産会社によっては、仮予約すると「申込み金がかかる」「仮押さえできる期間が限られる」「キャンセルできない」というケースも。仮押さえするときは、この3点を確認してみてください。
ネットに掲載されていない物件も探す
近年、インターネットで物件を探すことが主流となっていますが、ネットに掲載されていない物件も意外と多いものです。
ネットで掲載できるのは、則入居できる空き部屋のみ。「退去日が決まっているけど、まだ入居者が住んでいる物件」「ハウスクリーニングや修繕が終わっていない物件」「新築予定の物件」などは、ネットで掲載していないのです。
新年度は、入居希望者も多いですが、退去する人も多い時期。現在、入居中の物件も選択肢に入れることができれば、物件の幅がグンと広がります。
不動産会社に来店して入居希望日を相談すると、ネットに掲載していない物件も紹介してくれます。このような掘り出し物件を見つけるためにも、一度不動産会社に足を運んでみましょう。
まとめ
アパートを探すベストな時期は、繁忙期を避けた「7~8月」と「11~12月」です。ゆっくり物件を吟味したい方は、早め早めに物件探しをスタートさせることをおすすめします。
まずはインターネットで物件検索し、自分の好みを把握して相場観を掴みましょう。意中の物件が見つかって不動産会社に問い合わせれば、未公開物件を含めた類似物件を多く紹介してもらえますよ。
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