一人暮らしをはじめるとき、「どんなことに注意して部屋を探せばいいのか」迷う人は多いのではないでしょうか?
入居後に「やっぱり別の部屋が良かった!」と後悔しないためには、実は、部屋探しのときに意識すべきコツがあるのです。
この記事では、これから一人暮らしを始める人に向けて、部屋探しの5つのコツをお伝えします。内覧時にチェックすべきポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
初めて一人暮らしするときに意識するべき部屋探しの5つのコツ
家は、毎日の生活の基盤となる場所。小さな心配や我慢が積もり積もっていくと、やがて大きな不満へと変わっていきます。
そのため、重視すべきは「良い部屋に住めるか」ではなく、「不便や不満を感じないか」ということ。とはいえ、「不便」や「不満」を感じる点は人それぞれ違うので、部屋探しの“意識”が大事になってくるのです。
コツ1「譲れない」と「妥協してもいい」ポイントを明確にしておく
間取りの広さ・家賃の安さ・駅近物件…誰にでも「こんな家に住みたい!」という希望があるでしょう。しかし、すべての希望を叶える物件に出会うことは、ほぼありません。ましてや、これから一人暮らしをする人が、最初からすべて満足する物件に出会う可能性は極めて低いといえます。
ただその中でも、住んでみて「我慢ならない」「後悔しかない」ということにならないためには、部屋探しの段階で「譲れない」ポイントと「妥協してもいい」ポイントを明確にしておくことが重要です。
たとえば、以下のようなことを決めておくといいでしょう。
<譲れない点>
・バストイレは絶対に別
・駅から遠くてもベッドと机が置ける広さは必要
・2階以上必須
<妥協できる点>
・駅からの距離
・離れてもいい距離は目的地から5駅まで
・予算は5万円だけど5.5万円ならなんとかOK
ここを明確にしておけば、入居後の満足度も上がるはずです。
コツ2 乗り換えなしで行ける場所で探す
会社や学校へは、できれば乗り換えなしで行ける場所がおすすめです。
「1回乗り換えくらいならいいかな」と思うかもしれませんが、毎日の通勤や通学時に乗り換えがあると、電車に乗るだけで疲れてしまいます。ファミリー世帯であれば家族みんなの都合を考える必要がありますが、せっかくの一人暮らしなら、自分が通いやすい場所を徹底して選んだ方が不満を感じることは少ないものです。
乗り換え無しの物件を探すときは、電車のみならずバスやレンタルリサイクルなど、様々な交通機関を視野に入れてみましょう。会社や学校を中心にエリアを広げていくと、穴場の駅や物件が見つかることもあります。
コツ3 ネット情報だけじゃなく来店してみる
すべての物件情報が、ネットに掲載されているわけではありません。
・清掃や原状回復が終わっていない
・退去予定がある
・完成予定の新築物件
・キャンセルが出たばかり
このような部屋は、新たな住人を迎え入れる準備ができてからネットに掲載されます。とはいえ、入居できるまでに何カ月もかかるわけではないので、未公開物件の情報をいち早くゲットするメリットは非常に大きいのです。
実際に不動産会社に来店すると、「実はこんな物件もあります」とまだネット掲載前の掘り出し物件を紹介されることがあるので、ネットリサーチが終わったら不動産会社にいち早く相談することをおすすめします。
コツ4 初期費用をおさえたいならフリーレント物件がおすすめ
賃貸物件を契約すると、敷金・礼金・仲介手数料などにより、トータルで家賃の半年分ほどの初期費用がかかることがあります。引っ越し費用や家具・家電の購入費用も加えるとなると、用意しなければならな資金はさらに跳ね上がるでしょう。
初期費用については、「家を借りるときに必要なものとは?書類・資金・準備について解説」の記事で詳しく解説しています。
初期費用をおさえたいのであれば、「敷金礼金なし」の物件の他にも、フリーレント物件を探してみましょう。フリーレントとは、一定期間、家賃を無料にしている物件です。無料期間は物件によって異なりますが、約2~3ヶ月の間は家賃がかかりません。
フリーレントは、大家さんが入居者を呼び込むための戦略のひとつ。「空室が多い物件」「立地が悪い物件」には、よくフリーレント制が導入されています。初期費用を抑えたいときは、思いきって不動産会社に「フリーレント物件はありますか?」と問い合わせてみましょう。
コツ5 ダメ元でいいから家賃交渉してみる
予算を抑える方法を、もうひとつ。それは、家賃の減額交渉をしてみることです。
大家さんの中には、「月数千円安くなってでも契約してほしい」と考えている人も一定数います。交渉が苦手という方もいらっしゃるでしょうが、家賃交渉は決して悪いことではありません。これから数年間支払い続ける家賃です。月数千円のコストカットは、数万円、十数万円になって返ってきます。ダメ元でも、申し出てみて損はないでしょう。
ただし、家賃交渉するときは、いくつか注意点もあります。
・相場よりも不当に低い家賃を提示しないこと
・不動産会社や大家さんを脅迫しないこと
家賃の値下げは、あくまで「お願い」です。
「もう少し家賃が下がれば契約したいと思っているのですが…」という意思を伝え、どのくらい賃料が下げてもらえそうか聞いてみましょう。「家賃を下げろ!」と強気な姿勢をとると、入居に不利となってしまうので注意してください。
初めての一人暮らしの「内覧」でチェックしたいポイント
初めて一人暮らしするとなると、「内覧で見るべきポイントがわかならい」という方も多いのではないでしょうか?
ここからは、入居してから「不便」「不満」「後悔」と感じないための、内覧時のチェックポイントを解説します。
内覧時に採寸する
内覧は手ぶらで行っても問題ないのですが、できればメジャー・紙・ペンを持って行って、部屋の採寸をしましょう。メジャーなどを忘れてしまっても、多くの場合、不動産会社の担当者が持参しているので借りられるはずです。
内覧した物件は間取り図がもらえるものですが、図面では、細かな寸法はわかりません。持っている家具・家電やこれから買い揃えようとしているものが部屋に入らないとなると、まず最初に大きな後悔をしてしまいます。
採寸すべき箇所は、部屋の四方とキッチン、ドア、収納の奥行など。それほど時間は取られません。
共用部分が綺麗かどうか
マンションやアパートの部屋以前に、まずはエントランスやゴミ置き場、廊下などの清掃状況を確認しましょう。共用部分を見れば、住んでいる人や管理会社のモラルなどが見えてくるものです。
防音性
内覧時には、防音性もチェックしておきたいところ。窓を開け閉めしてみて屋外の音がどう聞こえるか、上下左右の住人の声や生活音が聞こえないかチェックしてみてください。
平日の昼間は隣人が不在の可能性が高いので、内覧の日時も調整してみましょう。
通信環境
意外とありがちなのが、入居してみたら携帯の電波が入りにくいということ。またアナログ回線にしか対応していないアパートは、光回線が導入できないこともあります。
自宅の通信環境が悪いのは、今の時代もはや致命的です。通信環境については、必ずチェックしておくべき項目の1つです。
防犯性
女性の方はとくに、物件の防犯性をチェックしましょう。「2階以上なら安心」と思っていても、お隣の建物の外壁を伝って上ってこれるような部屋なら安心できません。必ず、外観からも、該当の部屋を見てみてください。
また、できれば、駅からの道も実際に歩いてみるようにしましょう。「街灯が少ない」 「人気のない道を通る」など、図面ではわからないことにも気付けましょう。
まとめ
初めての一人暮らしに際し、不安に感じることも多くあるでしょう。しかし「全ての希望を満たすのは無理」と割り切り、後悔しないことを重視すれば、おのずと満足度は高くなるものです。
後悔しないためには、部屋探しと内覧時の“コツ”を意識することが大事。今回ご紹介したコツやチェックポイントを意識して、まずは物件検索から初めてみましょう。
福岡でおしゃれな物件を探すなら
「Sumulie(スムリエ)」では、物件バイヤーが実際に現地で取材を行い、豊富な室内写真と共に物件紹介ページを作成しています。また、リノベーションやデザイナーズマンションなど厳選された物件を紹介する不動産のセレクトショップで、おしゃれでこだわりのある物件がたくさん掲載されています。
「動物と暮らす」「料理好き向け」など、自分のライフスタイルに合わせた物件探しができるのもSumulie(スムリエ)の特徴です。ぜひ一度ご覧になってみてください。
⇒スムリエはこちら
コメントを残す