求職中や専業主婦(主夫)など、家庭の事情で職についていないと「自分名義でアパートやマンションを借りることはできないのか?」と不安を抱えてしまいますよね。
たしかに、無職であると「借りにくい」傾向にありますが、決して「借りられない」というわけではありません。無職でも入居審査を通過し、賃貸物件を契約することはできます。
この記事では、無職でも入居審査を通しやすくする3つの方法と借りやすい物件について解説します。
無職でも入居審査を通しやすくする方法
賃貸物件を借りるときには、通常「入居審査」がおこなわれれます。入居審査については、下記でも詳しく解説しているのでご覧ください。
入居審査では収入状況が見られるので、やはり定職に就いていない人は賃貸物件を借りにくい傾向にあります。
ただ、無職の人でも入居審査に通りやすくなる方法はあります。それは、以下の3つの方法です。
1.連帯保証人をつける
連帯保証人とは、契約者に代わり責任を負う人です。安定した職業に就き、支払い能力がある人を連帯保証人に選ぶと、無職でも賃貸物件を借りやすくなります。
基本的に、連帯保証人は親や兄弟のように血縁関係者であることが求められます。ただ不動産会社や家主によっては知人や友人でも連帯保証人と認めてくれる場合があるので、連帯保証人の条件を聞いてみましょう。
2.保証会社を通す
連帯保証人が立てられない場合は、保証会社を通すという方法もあります。
保証会社は、大家さんに代わって家賃の回収を代行したり、契約者が家賃を滞納したときにに立替えたりする会社です。ただ、家賃の立替えと言っても家賃が無くなるわけではありません。保証会社に立て替えてもらった分は、その後、きっちりと入居者に督促がかかります。
保証会社と契約するときも、審査が必要です。無職の人が保証会社の審査を通過するためには、「収入があること」「次の仕事が決まっている」「貯金がある」など、継続して家賃を払っていけることを証明しなければなりません。また、過去の賃料などの滞納履歴もチェックされます。
内定通知書や預金残高などを示すことで、無職の人も保証会社の信用を得ることができます。
3.家賃を前払する
数カ月もしくは数年分の家賃を前払いして、入居審査を通す方法もあります。
大家さんとしては、家賃を滞納されることが一番に避けたいため、まとまった家賃を先に支払うことができれば、無職でも大家さんの信用を得られます。
しかし、必ずしも家賃の前払いが認められるわけではありません。
前払いは、あくまで有利に交渉を進めるためのひとつの材料です。
家賃の前払いを希望するときは、大家さんに直談判するのではなく、まず不動産会社に相談し、交渉方法などを相談してみることをおすすめします。
同居人が無職の場合
同居人が無職であった場合も、入居審査は厳しくなります。
親や兄弟、知人など、誰かと一緒に住むことになった場合、共同名義を希望する人がいますが「片方が定職についているから契約はOKです」とはなりません。
共同名義とは、負担や義務をそれぞれで分割するものです。そのため、定職者が無職者の分をカバーできるかどうかが問題ではなく、無職者が自分の分の責任を負いきれるのかどうかが問題になります。
そもそも、トラブル防止のため、「共同名義を認めない」とする不動産会社や家主も多くいます。
これらの事情から、無職の同居人を共同名義人とするのは得策とは言えません。
この問題の解決策としては、共同名義で申し込むのではなく、定職者の名義で物件を借りた方がスムーズに契約できます。ただし、その際も同居人の存在を隠してはいけません。忘れずに同居人の申請も行うようにしましょう。
無職でも借りやすい物件とは
賃貸住宅の中には、無職でも入居審査に通りやすい物件があります。
それは、「家賃の安い物件」と「空室が多い物件」の2つ。このような物件を選べば、収入や預貯金に不安を抱えていても借りやすい傾向にあります。
では、なぜこのような物件が「借りやすい」のでしょうか?理由を詳しくみていきましょう。
家賃の安い物件
家賃の安い物件は、入居審査が緩い傾向にあります。
入居審査でチェックされる項目のひとつに、「家賃が月の収入の1/3以内かどうか」という判断基準の目安があります。つまり、家賃が低ければ、申込者の年収が低くても審査に通りやすくなるということです。
職が安定しないときには、家賃が安めの物件を選ぶようにしてみましょう。
空室が多い物件
空室が多い物件は、大家さんが「誰でもいいから借りて欲しい」と思っていることが多いので、比較的、審査が緩い傾向にあります。
さらに、空室期間が長い部屋は、空室対策として家賃を相場よりも安く出していることもあります。収入が低いときは、こうした空室物件を狙うのもおすすめです。
「安く」「空室の多い」狙い目な物件の特徴とは?
家賃の低い物件というと「汚いアパート」というイメージをお持ちの人が多いと思いますが、新しくてキレイな物件でも、場所が悪いために家賃をさげているケースもあります。
たとえば、以下のような物件は新築や築浅でも家賃相場が低い傾向にあります。
- 駅から遠い場所
- 大通りに出にくい物件
- 付近にスーパーやコンビニなど買い物できる場所がない
こうした立地が悪い物件や利便性の低い物件は、穴場物件が多いもの。現在、無職の人は、需要が低そうな条件の物件を探してみるのも一つの手です。
まとめ
「家賃を継続して支払う能力があること」を証明できれば、無職の人でも入居審査を通過することが可能です。物件によっては入居審査が緩いこともあるため、無職だから絶対家を借りられないということはありません。まずは、今の状況と希望の条件を不動産会社に相談することから始めてみましょう。
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