賃貸住宅を借りるときには、「2つの条件」がポイントになります。
1つは、不動産屋から見られる”あなたの”条件。そしてもう1つは、あなたが見るべき”住まい”の条件です。
本記事では、この2つの条件を徹底ガイドしていきます。
家を借りる人が見られる3つの条件とは?
入居審査では、申込み者がどんな人なのか審査されます。不動産会社のスタッフは、申込み者の以下の条件をチェックしています。
- 年齢
- 収入や職業
- 見た目や人柄
では審査をクリアするためには、上記の条件をどのように満たせばいいのでしょうか?
年齢
まずは、申込み者の年齢がチェックされます。大家さんの中には、未成年者や高齢者の入居に抵抗を感じている人もいるのです。
大家さんが懸念していることは、以下のようなことです。
年齢 | 大家さんが懸念していること |
未成年者 | ・親の承諾はあるか
・家賃の支払い能力はあるか |
高齢者 | ・病気や老衰で部屋の中で倒れたりはしないか
・家賃支払い能力はあるか |
上記の懸念していることを逆に捉えれば、問題なく家賃を支払い続けることができると判断されれば、大家さんの許可をもらいやすくなるということです。
支払い能力があり、健康にも問題ないと理解してもらえれば、何歳であってもスムーズに入居審査をクリアできます。
収入や職業
家賃を滞納せず支払える能力があるかどうか、申込み者の収入や職業もチェックされます。
収入 | 家賃を支払えるだけの収入はあるか |
職業 | 安定した職業や雇用形態か |
まず収入ですが、これは年収が低い・高いというよりも、収入額に対して家賃の額が適正かどうかがチェックされます。一般的に、毎月の収入の1/3が適正な家賃の上限額です。適正家賃の上限額を超えてしまった場合、どんなに収入が高くても審査に落ちてしまう可能性があります。以下の記事も併せてご覧ください。
職業に関しては、職種はもちろんですが雇用形態もチェックされます。フリーターよりも契約社員や派遣社員、非正規雇用より正社員の方が収入が安定しているため、審査に通りやすくなります。
見た目や人柄
申込み者の見た目や人柄も、重要なポイントです。
不動産会社のスタッフは、世間話をしながら、案内しながら、以下のようなことをこっそりチェックしています。
チェックされること | |
見た目 | ・暴力団関係者ではないか
・お金にだらしない人ではないか |
人柄 | ・近隣トラブルを起こさないか
・クレームを頻繁に起こさないか |
「見た目で判断するなんて!」と思うかもしれませんが、「お金持ち感を出すべき」「面接のような恰好で」ということではありません。あくまで、常識的な見た目であれば問題はありません。
いかにもトラブルを起こしそうな雰囲気の人や、態度が悪い人は「クレーマーになり得る人かもしれない」と判断されてしまいます。その結果、入居を拒否される可能性が大きくなるのです。
家を借りるときの連帯保証人の条件
もし、上記で紹介した条件を満たせないときは、連帯保証人をたてることで入審査をクリアすることも可能です。
連帯保証人とは、契約者が「家賃の支払いができない」「設備を破壊したけど弁償できない」という場合に、本人に代わって弁済する人のこと。連帯保証人は、弁済を拒否することができません。そのため、連帯保証人をたてれば、支払い能力のない未成年などでも契約者になれるのです。
しかし、誰でも連帯保証人になれるとは限りません。連帯保証人にも、次のような条件があります。
- ある程度の年収があるかどうか
- しっかりとした職業に就いているかどうか
- 未成年や高齢者以外の人
このように、年収や職業などしっかりしていれば、血縁関係のない知人や友人でも連帯保証人になることは可能です。
ただし、不動産会社によっては「血縁関係者しか受け付けない」というケースもありますので、事前に連帯保証人の条件を不動産会社に確認しておきましょう。
家を借りるときに重視すべき家の条件
ここまで「不動産屋から見られる条件」について紹介してきましたが、ここからはあなたが考えるべき「住まいの条件」について紹介していきます。
物件を選ぶとき、「バス・トイレ別がいい」「ロフトがあった方がいい」「ウォッシュレットが欲しい」など、「ここだけは譲れない」というポイントがあると思います。しかし、本当に重視してほしいポイントは、<生活しやすいかどうか>ということ。
少しの我慢は、やがて大きな不満へと変化してしまいます。できるだけ長く住み続けるために、以下の条件をチェックするようにしましょう。
居住人数に対して部屋数はあるか
誰かと同居する場合、人数に対して部屋数が十分かどうかも重視すべき条件のひとつです。
仲の良い人やカップル同士が一緒に暮らしても、1人になりたいときは必ずくるもの。このときに、部屋数が少ないと互いに大きなストレスを感じてしまいかねません。
理想は、大人1人=1部屋です。2人暮らしであればワンルームや1Kではなく、せめて1LDK。できれば、2K以上が理想的な間取りです。
通勤や通学に不便はないか
職場や学校へのルートを確認し、通いやすい場所の物件を選ぶことをおすすめします。
おすすめは、乗り換えなしで通える場所。できるだけ「電車1本」「バス1本」で通えるエリアを選びましょう。はじめは良くても、通勤や通学しにくい場所での生活を続けると、だんだんとストレスが溜まってしまいます。
また「駅から極端に遠い場所」「坂道が多い場所」「バスや電車の本数が極端に少ない場所」なども、通勤しにくさを感じやすいため避けた方が無難です。
安さだけで選んでいないか
家を借りるときは、継続的にかかる家賃を少しでも抑えたいと思うもの。しかし安さのみを追求していては、大事な住まいの快適さを捨てることにもなりかねません。
- 駅から遠くて結局は駅前の駐輪場を契約することになった
- 安いスーパーが近くにない
- 1階で怖いから窓も開けられずエアコンを入れっぱなし
このようになってしまえば、家賃以外の生活費が高くなってしまう恐れもあります。
家賃のみならず、トータルの生活費や快適性を重視して物件を選ぶことが大切です。
まとめ
家を借りるときには大家さんや不動産会社が重視する条件を意識して、高評価を得られるように準備しておきましょう。状況に応じて、家賃の予算を下げたり、連帯保証人を立てたりすることも必要になります。
また物件探しのときには、住まいに求める条件を整理しておくといいでしょう。大事なのは、住んだときの生活を想像して物件を選ぶことです。
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