いつも似たような時間帯に、いつも同じような音や振動、声が響く感じなど繰り返し感じていると、それがだんだん気になりだして、イライラしてしまう事はありませんか?
今までは何てことないただの近隣の音漏れが、気になりだすとそれが自分にとって『騒音』という位置付けとなてしまいますよね。
ですが、今まではただの音だった・・・自治会や管理会社に相談や、直接注意したくても今更どうなのかな?という時に、基準となる時間帯や音の種類、大きさ等を理解できていたら我慢せずに行動に移せますよね。
過去に裁判にまでなってしまった事例
公園で遊ぶ子供の声や、マンションでの子供の走り回ったりする足音に対する訴訟が立て続けに行われ、少し目立った時がありました。
夏場の子供達が噴水の周りで水遊びをしている声が『騒音』だと認められ、噴水が使用停止にまでになってしまった事例や、上階の子供の足音が騒音だと認められ、36万円という賠償命令が下された事例もあります。
特に集合住宅で生活をしていると、意外と騒音問題は身近な問題であったりして悩みのタネとなっている方も多いですね。
騒音の基準を知る
一般的に騒音と認めてもらえるかどうかについては、平成10年に交付された環境庁の告示第64号に具体的な基準値が定められています。
上の表にあるように住宅地では昼間(午前6時~午後10時)の騒音は55デシベル以下、夜間(午後10時~翌日の午前6時)は45デシベル以下、というように明確に数字で決められています。
45デシベルとか55デシベルって・・・どれくらいやねん!?
上の表を見てみると、昼間の55デシベルは、扇風機を強で回している音や、テレビの音量を若干大きいかな?くらいの音の大きさという事なので、同じように夜に昼間と同じ音量でテレビを見ていると、近隣の部屋からすれば音が漏れて騒音と感じられてしまうレベルという事ですね。
特に夜中で昼間と同じ音量でテレビは見ないですね・・・
夜間の45デシベルの例えですと、掃除機の弱くらいの音、扇風機の中くらいの音という所でしょうか?
やはり少し控えめな音という印象ですね。
これもやはり深夜の事を思うと常識の範囲内だと思うので、騒音と感じるレベルだとよっぽどという事ではないでしょうか?
騒音の基準とは何を元に決めているのか
環境庁によると「生活環境を保全し、人の健康の保護に資する上で維持されることが望ましい基準」とされています。
という事は、この基準値以上のうるささの元では、普通に生活していく上では不都合が生じたり、健康的な生活ができないおそれもある?と考えられますね。
【重要】もし騒音の主となってしまった場合は誠意ある対応が必要
上記で裁判にまでなってしまった、慰謝料が発生した事例の話ですが、騒音主の子供の親の対応があまりにも不誠実だった事に対する判決だとも言われています。
子供の出す音なのだから仕方がない!そんなに気になるならあなたが出て行けばいい!等といった対応で、何も対策をとらなかったそうです。
逆を言えば、あなたが騒音に悩んでいるのならば、相手が誠実な対応を取ってくれなければ強気で対応を求めてもいいとは思いますが、近隣の方とは出来るだけ穏便に済ませたいですね。
まとめ
まずは、あなたが気になっている騒音は、基準とされている数値と比べてどうなのか?を知ることからはじめてみてはいかがでしょうか?
今はスマホのアプリでも騒音計と検索していただければ沢山ヒットします。
何万円も出さなくても手軽に騒音を数値化できる時代ですので、一度試しに測定してみてから、それでも基準を超えた騒音だという事であれば、マンションだと管理会社や管理組合、一戸建てならば自治会や市役所等の行政に、騒音の記録と共に相談からはじめてみてはいかがでしょうか。
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