家を借りるときの審査とは?審査に通るための5つのコツ

家を借りるときには審査があるため、自分が希望している物件に住めない場合もあります。

しかし、家を借りるときにどのような審査をするか知らない方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、家を借りるときの審査とは何か? 審査に通るためのコツは何か?について解説していきます。

 

家を借りる前におこなわれる「入居審査」とは?

家を借りるときの入居審査とは、その物件の大家や管理会社が「この家に住まわせて問題ないか?」という点を審査することです。

大家や管理会社からすれば、家賃を滞納したりトラブルを起こしたりする人を入居させるのは避けたいのです。

そのためいくら空室が長くつづく部屋だとしても、家賃を払えないと判断されたり、トラブルリスクがあると判断されたりすれば、賃貸借契約を結んでもらうことができません

入居審査では上記のような点を審査するので、以下の書類が必要になるのが一般的です。

・身分証明書(免許証など)

・収入証明書(源泉徴収票など)

・住民票(同居人がいる場合は全員分)

・印鑑証明書

・通帳のコピーなど

・連帯保証人の身分証や収入証明書

 

家を借りるための入居審査に通るためのコツ

入居審査の概要が分かったところで、次は入居審査に通るための5つのコツを解説していきます。

  1. 返済比率を知っておく
  2. 誰を連帯保証人にするか
  3. 職業や雇用形態
  4. 過去の延滞歴などを伝える
  5. 常識を持った態度で接する

 

1.返済比率を知っておく

入居審査では支払い能力が重視されるので、まずは「年間家賃÷年収」で算出される返済比率を知っておきましょう。

返済比率は物件によって設定が異なりますが、返済比率33%(年収の1/3)を一旦の目安にすると良いでしょう。

仮に、返済比率を33%に設定している場合、年収別の家賃目安は以下の通りです。

年収 月間家賃 年間家賃
200万円 5.6万円 67万円
300万円 8.3万円 100万円
400万円 11.1万円 133万円
500万円 13.9万円 167万円
600万円 16.7万円 200万円
700万円 19.4万円 233万円
800万円 22.2万円 267万円
900万円 25万円 300万円
1000万円 27.8万円 333万円

家を借りる際は自分の年収と上記を照らし合わせて、物件家賃の目安にすると審査に通過しやすくなります。

 

2.誰を連帯保証人にするか

家を借りるときは、連帯保証人を立てるか、連帯保証人の代わりをする「保証会社」を立てるケースが多いものです。

最近では、後者の保証会社を必須にする物件も増えてきました。日本賃貸住宅管理協会の「家賃債務保証の利用状況調査」によると、7~8割の物件で保証会社を必須にしています。

どちらも役割は同じで、賃借人が家賃を滞納したときなどに代わりに弁済する役割を担います。

また、連帯保証人を立てる場合には、以下のような人を連帯保証人にすると審査が通りやすいので覚えておきましょう。

・両親などの親族

・支払い能力がある

保証会社に通るコツに関しては、この後解説する職業や雇用形態、過去の延滞歴を“よく魅せる”ことです。

 

3.職業や雇用形態

支払い能力に関しては、職業や雇用形態も関係してきます。たとえば、業績が安定している大企業や公務員、かつ正社員であれば収入が安定していると見なされるので審査には通りやすい傾向にあります。

一方、派遣社員や契約社員、フリーターなどは収入が安定していないと判断されるケースが多く、フリーランス(個人事業主)なども同じです。

そのため、たとえば現在正社員で半年後に独立してフリーランスになる…、正社員から派遣契約に替わる…などが分かっている場合は、正社員のうちに家を借りる審査をした方が良いでしょう。

 

4.過去の延滞歴などを伝える

過去にクレジットカードやローンなどを延滞している場合は、情報をストックする機関に延滞歴が残っている場合があります。

そして、保証会社はその機関に情報照会して延滞歴などを調べるため、入居審査で滞納歴を隠し通すことは難しいです。

ただし、情報をストックする機関は「独立系」や「信販系」など色々な種類があり、独立系であれば独自の情報しか持っていないので、過去の延滞歴などは出ない可能性があります。そして、どの機関に照会するかは保証会社によって異なるのです。

日本賃貸住宅管理協会によると、不動産会社は保証会社を1社に固定しているわけではなく、3社ほど利用しているケースが多いです。

そのため、営業担当者へ正直に過去の延滞歴などを伝えることで、「独立系の機関で情報照会する保証会社を使おう」と判断してくれることもあります。

 

5.常識を持った態度で接する

支払い能力以外にも、トラブルを起こしそうな入居者も敬遠されます。そのため、不動産会社に来訪するときには、常識を持った態度で接することも審査に通るコツです。

たとえば、高圧的な態度で無理に家賃の値交渉をする人は、入居後も無理なクレームをつけてきそうと思われるでしょう。

また、近隣住民が怖がるような身だしなみをしている人も、後々のトラブルリスクを考えると敬遠される可能性があります。

支払い能力はあってもトラブルを起こしそうな入居者の場合、「総合判断」などで審査に落とされるケースもあるので、常識を持った態度で接することが重要です。

 

まとめ

家を借りるときの審査は、大きく分けて「支払い能力」「トラブルを起こさないか」という2つの項目で審査されます。

そのため、上述した審査に通るためのコツを理解し、そのコツを意識しながら物件探しをしてみてはいかがでしょうか。

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